当プロジェクトの背景

海底熟成


瀬戸内海は急流が多く、南北朝時代から日本最大の海賊『村上水軍』の水先案内がなければ安全な航路の見込めない海域であった。
その急流は海底を深く抉り、港のごく近くでも水深17メートルにもなる。

光の届かない、また、水温の急激な変化の起こらない海底にて海に揺られながら地酒を中心として酒を熟成させようと考えた。



海賊の酒


当プロジェクトは大島の宮窪漁協を中心に展開される。
正真正銘、『村上海賊』のあった海域で波を乗りこなす海の男達である。
酒の沈む海はかの能島水軍の居城『能島城』を臨み、近くの岩礁には海賊達が船を停める為に使った柱穴の跡など多くの歴史的痕跡が眠っている。

数多のロマンと共に沈み、眠る酒。

遠く過去の海に想いを馳せながら杯を傾ける日は近い。


能島海賊プロジェクト

日本最大の海賊『村上水軍』所縁の地、大島にて展開される当プロジェクト。 能島近くは急流が海底を深く抉る事により港のごく近くでも水深は17メートルになる。 水草も生えない海底の干満時の潮の変わりによる緩やかな振動の中、酒は眠る。

0コメント

  • 1000 / 1000